同じ出来事でも、残る疲れが違う理由
同じ一日を過ごしても、
夜になるとまだ余裕がある人と、
何もしていないのにぐったりしている人がいます。
この差は、
体力や根性の違いではありません。
脳が、
出来事をどれくらい深く処理するか。
そして、
どんな方法で回復するか。
その初期設定の違いです。
処理が「深い」人の脳と「浅い」人の脳
処理が深い人は、
一つの出来事を多層的に受け取ります。
・意味
・背景
・相手の意図
・自分への影響
情報は少なくても、
脳内では何度も咀嚼されます。
そのため、
一つ一つの経験が濃く残りますが、
同時に、疲労も蓄積しやすくなります。
このタイプは、
「量」より「深さ」で消耗します。
処理が浅い人は、
出来事を素早く区切ります。
・必要な部分だけ受け取る
・終わったことは切り替える
・次の行動に移る
これは雑なのではなく、
処理を最小単位で終わらせる能力です。
感情や意味を引きずりにくいため、
疲れが残りにくい構造になっています。
回復が早いのは、
処理が軽いからです。
回復のしかたも、人によって違う
処理が深い人は、
「刺激がない状態」で回復します。
・一人の時間
・静かな環境
・何も考えない余白
逆に、
処理が浅い人は、
「切り替え」で回復します。
・軽い運動
・人との雑談
・別の刺激に触れること
同じ休み方をしても、
回復する人と、逆に疲れる人がいるのは、
この違いがあるからです。
間違えやすいポイント
処理が深い人が、
刺激の多い環境で「発散」しようとすると、
回復どころか、さらに消耗します。
処理が浅い人が、
何もせずじっと休もうとすると、
逆に落ち着かなくなることもあります。
合わない回復法を選ぶと、
「休んだのに疲れが取れない」
状態が続きます。
疲れやすさは、欠点ではない
処理の深さは、
優劣ではありません。
深い処理は、
理解力や洞察につながります。
浅い処理は、
行動力や切り替えにつながります。
大切なのは、
自分の処理の型を知り、
それに合った回復を選ぶこと。
疲れやすさは、
直すべき弱さではなく、
扱い方を間違えたサインです。


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