01-21|考え方は書き換えられる

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気質の上に、あとから積み重なるもの

前の章で見てきたように、
気質は生まれ持った前提で、
簡単には変えられない部分です。

でも、
人のしんどさがすべて
気質だけで決まるわけではありません。

その上に、
あとから積み重なっていくものがあります。

それが、
考え方のクセです。

同じ気質を持っていても、
ラクに暮らしている人と、
ずっと消耗している人がいる。

この差を作っているのが、
後天的に身についた思考のパターンです。

考え方のクセは「生き延び方」から生まれる

思考のクセは、
性格の問題ではありません。

多くの場合、
これまでの環境で
うまくやるために身につけてきた
「生き延び方」です。

・怒られないように先回りする
・失敗しないように何度も確認する
・空気を乱さないように黙る
・期待に応え続けることで居場所を保つ

こうしたやり方は、
その場では役に立ってきました。

だからこそ、
無意識のまま、
今の暮らしにも持ち込まれています。

問題になるのは、
その考え方が「古くなっている」場合です。

環境が変わっても、
役割が変わっても、
同じ思考パターンを使い続けると、
負荷だけが残ります。

・もうそこまで先回りしなくていい
・全部自分で背負わなくていい
・完璧でなくても問題ない

そう分かっていても、
考え方だけが、
前の環境のまま動き続けている。

その結果、
実際の状況以上に
脳が緊張した状態になります。

書き換えられるのは「反応のルート」

ここで大事なのは、
考え方は「消すもの」ではない、ということです。

無理にポジティブになる必要も、
別人になる必要もありません。

書き換えられるのは、
出来事に対する反応のルート。

・すぐ自分の責任にしない
・最悪の想定を自動で走らせない
・一度立ち止まってから判断する

こうした選択肢を増やすことで、
脳の負荷は確実に下がります。

気質はそのままで、
回し方だけを変える。

それが、
この章で扱っていくテーマです。

ここからは「調整できる領域」を見ていく

この第4章では、
変えにくい気質ではなく、

・あとから身についた考え方
・自動化された判断パターン
・無意識に続けている防御反応

こうした
**調整できる部分**を扱っていきます。

「自分はこういう人間だから」
で止まらずに、

「この考え方は、今も必要か?」
と見直すための視点。

次は、
思考がどのように感情を作っているのかを、
もう少し具体的に見ていきます。

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