感情は突然生まれているわけではない
イライラ、不安、落ち込み、焦り。
これらは、
ある日突然わいてくるもののように感じます。
でも実際には、
感情はいきなり生まれているわけではありません。
多くの場合、
その手前に、
一瞬の「解釈」が挟まっています。
出来事そのものではなく、
その出来事をどう受け取ったか。
そこが、感情の出発点になります。
同じ出来事でも感情が変わる理由
たとえば、
同じように注意された場面でも、
・「責められた」と感じる人
・「確認されただけ」と受け取る人
・「期待されている」と解釈する人
がいます。
起きている出来事は同じでも、
その前に走る思考が違うと、
出てくる感情もまったく変わります。
落ち込むか、
腹が立つか、
特に何も感じないか。
感情の差は、
性格よりも、
思考の通り道の違いから生まれます。
この思考は、
「考えた」という感覚がないほど速く起きます。
・また自分が悪かったのかもしれない
・ちゃんとやれていない気がする
・失敗したらどうしよう
こうした言葉が、
意識に上る前に、
感情だけが先に表に出る。
だから、
「なんでこんなに不安なんだろう」
と、あとから理由を探すことになります。
でも本当は、
感情の前に、
すでに思考が走っています。
感情を変えるには、思考を見るしかない
感情そのものを
直接コントロールすることは、
ほとんどできません。
「気にしないようにしよう」
「前向きに考えよう」
そう思っても、
感情は簡単には動かない。
でも、
その手前にある思考に気づくと、
選択肢が生まれます。
・本当にそう解釈する必要があるか
・別の見方はないか
・今の状況に合った考え方か
感情を変えようとするより、
思考の通り道を確認する。
それが、
消耗を減らすための現実的な入口です。
次は「ズレ」が生まれる場所を見る
次に見ていくのは、
この思考のクセが、
人との関係でどうズレを生むのか。
同じ言葉を聞いても、
誤解が生まれる人と、
そうでない人がいる理由。
それは、
コミュニケーション能力ではなく、
受け取り方の違いにあります。
次は、
誤解しやすい人・しにくい人の違いを、
もう少し具体的に見ていきます。


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