── 4段階でわかる、感じ方の差
夫婦のすれ違いを見ていると、
よくこんな言葉が出てきます。
・ちゃんと大事にされていない気がする
・一緒にいるのに、なぜか満たされない
・これ以上、何を求められているのか分からない
こうした違和感は、
愛情が「足りない」から起きているように見えます。
でも実際には、
愛情の量ではなく、深さの前提が違うだけのことが
原因になっている場合が多くあります。
「愛情の深さ」は、人によって必要量が違う
同じ行動をされても、
・それで十分安心できる人
・まだ足りないと感じる人
がいます。
これは、
わがままでも、重いわけでもなく、
その人が「どれくらいの深さで関わると安心するか」
という前提の違いです。
問題は、
この前提がほとんどの場合、
言葉にされないまま結婚生活が始まること。
その結果、
・自分は満たされない
・相手は「もう十分やっている」
という、噛み合わない状態が生まれます。
愛情の深さは、だいたい4段階に分けられる
ここでは、
「どちらが正しいか」を決めるためではなく、
違いを把握するための目安として、
愛情の深さを4つの段階に分けてみます。
レベル1|存在が近くにあれば安心できる
・一緒に生活しているだけで落ち着く
・深い話をしなくても問題ない
・日常が安定していれば満足
このタイプは、
過剰な感情共有を必要としません。
レベル2|日常のやり取りがあれば安心できる
・会話や軽い共感があると安心する
・気持ちを全部話さなくても大丈夫
・「ちゃんと関わっている感覚」が大切
多くの人が、
ここを標準だと思っています。
レベル3|感情の共有がないと満たされにくい
・何を感じているかを知りたい
・気持ちを言葉にしてほしい
・心の距離が近いと感じられないと不安
この段階になると、
「一緒にいる」だけでは足りなくなります。
レベル4|深い理解・共鳴がないと苦しくなる
・気持ちを分かち合えていないと強い孤独を感じる
・心の深い部分まで理解されたい
・表面的なやり取りが続くと消耗する
このタイプは、
愛情が薄いわけではなく、
必要な深度が深いだけです。
ズレが起きるのは「上下」ではなく「位置」
ここで重要なのは、
・レベルが高い=重い
・レベルが低い=冷たい
ではない、ということ。
起きているのは、
上下の問題ではなく、位置の違いです。
たとえば、
・レベル4の人が、レベル2の関わりを続ける
→ ずっと満たされない
・レベル2の人が、レベル4の要求を受け取る
→ 常に足りないと言われている感じがする
どちらも、悪意はありません。
「こんなにやっているのに」が生まれる理由
このズレが厄介なのは、
・両方が誠実
・両方が努力している
状態でも起きること。
深さが違うと、
・一方は「枯れていく」
・もう一方は「十分やっているのに」と感じる
という、消耗する構図になります。
これは、
愛情の量や気持ちの問題ではなく、
必要な深度が合っていない構造です。
次は、
01-02|深い安心を求める人と、軽い共鳴で満足できる人の決定的な違い
ここでは、
この「深度差」が日常でどう表れるのかを、
もう少し具体的に見ていきます。
愛情のズレは、努力では埋まりません。夫婦の噛み合わなさを構造で整理した入口はこちら。


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