脳は「正しく考える」より「守る」を優先する
脳は、
いつも冷静に判断しているわけではありません。
まず最初にやるのは、
正解を探すことではなく、
「安全かどうか」を確かめること。
少しでも危険を感じると、
思考より先に、
守る反応が立ち上がります。
自分を守る脳の反応は、
自覚できない速さで起きます。
・反射的に言い返す
・黙り込む
・話題を変える
・その場から距離を取る
これらは、
性格の問題ではありません。
「考えた結果」ではなく、
「反応」として出ています。
守り方にはいくつかのパターンがある
守る反応の出方は、人によって違います。
・攻撃型:先に強く出て距離を取る
・回避型:考える前に引く
・過剰説明型:誤解されないように言葉を重ねる
・自己責任型:全部自分のせいにする
どれも目的は同じです。
これ以上、傷つかないため。
この反応は、
いつも同じ強さで出るわけではありません。
・疲れているとき
・時間に追われているとき
・評価されていると感じるとき
こういう状態では、
脳の余裕が減り、
守る反応が前に出やすくなります。
冷静さが消えるのではなく、
守りが前面に出ているだけです。
守る反応に気づくと、選べるようになる
守る反応があること自体は、
悪いことではありません。
むしろ、
これがなければ人は生き残れません。
問題になるのは、
反応が出ていることに気づかないまま、
「自分の判断」だと思ってしまうこと。
反応と判断が混ざると、
行動の選択肢が一気に減ります。
「いま守りに入っているな」
そう気づけるだけで、
少し間が生まれます。
その間に、
・今すぐ動かなくていい
・後で考えてもいい
・これは脅威じゃないかもしれない
そうやって、
反応ではなく選択に戻れる。
脳と仲良くなるとは、
反応を消すことではありません。
反応に飲み込まれない距離を作ることです。
次は「付き合い方」の話へ
ここまで見てきたのは、
・変えにくい部分
・あとから育つ部分
・守ろうとする反応
次は、
それら全部を抱えたまま、
どう付き合っていくか。
「うまくなる」ではなく、
「無理を減らす」方向で、
脳との関係を整えていきます。


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